介護職がしたいと考えたとき、無資格で応募できるものもありますが、資格があれば採用に有利になり、採用後の待遇も良くなることが期待できます。介護に関わる仕事は20種類以上ありますが、初めて介護職に就く時にとっておきたい資格は、介護職員初任者研修です。これは以前ホームヘルパー2級といわれていたもので、ヘルパー2級の対象が訪問介護員であったのに対し、介護職員初任者研修はさまざまな施設での介護の仕事にも対応できるように変更されています。また、ヘルパー2級が受講するだけで取得できたのに対し、修了時に試験がおこなわれるという違いもあります。すでに、ヘルパー2級を持っている人は、そのまま介護職員初任者研修の修了者とみなされます。介護職員初任者研修は、特に受講資格がないので、誰でも挑戦することができます。
次に目指すのは、介護福祉士実務者研修です。この資格を取得すると、サービス責任者などになれたり、特定の医療行為に関われたりと仕事の幅を広げることができます。こちらも特に受講資格はなく誰でも受講できますが、介護職員初任者研修を修了していると約130時間分の研修時間が免除されるということもあり、介護職員初任者研修を終了し現場で実績を積んで受講するのが一般的です。介護福祉士実務者研修を取得し、実務経験を3年以上積むと、介護福祉士の資格を取ることができるようになります。介護福祉士は国家資格で、取得すれば介護の専門家として活躍することができます。そして、さらに上位の資格や関連資格に挑戦し、キャリアアップして活動の場を広げられるようになります。
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